日本代表

2006年ドイツW杯に臨んだ日本代表は「史上最強」と言われながらも1次リーグを1分け2敗で敗退した。現役時代に“サッカーの神様”と呼ばれた元ブラジル代表10番のジーコ監督をもってしても決勝トーナメント進出はかなわなかったが、当時のチーム内では様々な惨敗の原因が指摘されていた。

 その一つがW杯開幕前、ドイツ・ボンでの合宿中に起きた“事件”と言われている。キッカケはDF田中誠が左ハムストリングの肉離れで代表を離脱したことだ。このアクシデントにジーコ監督はDF茂庭照幸を追加招集。ハワイで休暇中だった茂庭は、わずか1日の滞在でオフを切り上げて日本代表に緊急合流したが、その初日だった。

 チームスタッフらによると、宿舎入りした茂庭はディナータイムの食事会場でイレブンと久しぶりに対面。もともと明るいキャラクターと軽妙なトークが持ち味とあってチームメートも茂庭のテーブルに集結し、談笑するなど、大盛り上がりを見せた。だが、ふと気が付くと、日本の大黒柱で絶対エースのMF中田英寿が少し離れたテーブルで1人、つまらなそうな表情で食事をしていたという。

日本代表

 日本代表は13日、オランダ・ユトレヒトで行われた国際親善試合でコートジボワール代表と対戦している。9日のカメルーン代表戦を0-0で終えた日本代表は、この日も苦戦を強いられた。何度かサイドから良い形を作ったものの、コートジボワールの守備をこじ開けることはできず。後半頭はほとんどの時間を自陣で過ごすなど、モヤモヤしたまま時間だけが過ぎていった。

後半アディショナルタイムに途中出場の植田直通がセットプレーからゴールを決め1-0で勝利こそ収めたが、カメルーン代表戦に引き続き、やはり攻撃陣の迫力不足感は否めなかった。勝利で終えたことは評価できるが、「攻め」という点では収穫よりも課題が残ったと言えるのかもしれない。

そんな中、奮闘を見せたのが守備陣だ。カメルーン代表戦に引き続き、このコートジボワール代表戦も完封。10月シリーズ2試合を1勝1分で終えることができたのは、間違いなく後ろの踏ん張りがあったからだ。日本代表で長くプレーする吉田麻也は随所でさすがのプレーを発揮した。空中戦と地上戦で強さを発揮し、室屋成のカバーリングも的確に遂行。スピードが持ち味のジェルビーニョに対しても簡単に飛び込まず、しっかりと我慢してやりたいことをさせなかった。その他の局面でも常に冷静さが光るなど、ベテランの貫禄を示していた。

日本代表

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