終了間際にパトリックの劇的ゴール！ガンバ大阪が接戦を制す！

　G大阪は1点リードで迎えた後半、守勢に回り、15分に追い付かれた。その直後、パトリックを投入し、39分には渡辺を入れた。宮本監督の意図は明確。高さのある2人を最前線に送り出し、「パワープレー」で勝負を懸けた。

　その戦術変更が最後に実った。試合終了間際につかんだCK。井手口がゴール前へ絶妙なボールを蹴ると、189センチのパトリックがタイミング良く飛び込み、頭で合わせた。殊勲者は「ワンチャンスを待っていた」。

　難しい流れだった。フランスからJリーグ復帰後、初めてリーグ戦に出場した昌子も「苦しかった」。後半は守備ラインの裏を突かれてピンチを招く。何とか踏ん張った場面もあれば、相手のミスに助けられたところもあった。

　だが、勝負強いのが今季のG大阪。第3節の名古屋戦は後半ロスタイムに同点。第4節の清水戦は後半44分に決勝ゴール。この2試合はいずれも後半途中に入った渡辺の得点で、パトリックも途中から出て「コンビ」を組んだ。

　「ああいうタイプの選手が控えているのはオプションとして大きい」と指揮官。今季は交代枠が5人に拡大され、思い切ってFW2枚を代えられる。その恩恵も受けながら、チームは勝ち点を積み重ねている。　

引用元：https://news.yahoo.co.jp/articles/e164b731ae8825e2bf08b9fdd45500d40b7d456b